栗渋皮煮染めから感じた、着る薬と食べる薬〜草木染めから思うこと

草木染めの世界。

漢方薬として使われるものが、やはり染料として使われています。

栗が出回る時期になりましたね。

レッスンの試作で栗渋皮煮作りをしたところ重曹で渋皮つき栗を煮たら、、、

かなり濃い染液がとれました。

これは、草木染めが出来るのでは!と、調べたらやはり栗染めはやってる人いますね。

早速染めてみました。

ピンクに染まりました!月桃染めに近しいピンクで落ち着いた色合い。

媒染液をミョウバン、銅媒染でわけて色分けしようと思います。

さて、季節ごとにとれるもので染める草木染め。つくづく着る薬だなあと思います。

経皮毒という言葉が最近よく耳にしますが、肌に何を付けるか、当てるかで

肌から吸収するものにより身体が影響を受けます。

素材も、染料も。

私は、発酵料理家でもありますが

アパレルのデザイナーましていて

以前ある染めの染料が身体に害があるので法律で禁止されたことがありました。

中国工場でもデニム工場が環境問題により

染められなくなり。

特に硫化加工、塩素加工、ダメージ加工は

身体に良くない薬品を多量に使用します。

昔の人は化学染料がなかったで、自然の草木染めからとれる色で染めていました。

その季節だけしか取れない素材のため、

季節限定色というものもありました。

季節の時期ものを食べ、

身体に取り入れて、身につけるものも染める。薬膳の考えも染めに反映されます。

つまり、薬効ある植物を染色で使うことにより

衣服が薬 になるワケです。「衣服は、大薬」ですね。

染色も自然との対話である。季節ごとその時にしか染めることのできない色がある。色がでるからといって植物染料でも人間の体に悪い作用をまするものもある。染色というのはただ色を染めることだけではなく、その時々の身体によい薬を染め、皮膚から吸収することで人間を守ってきたことが分かった。

また、繊維も古来、体に良いものだけが採用されてきた。植物からはいろいろな繊維が採取されるが、衣服にする繊維は20種類に満たない。何千年の歴史の中で衣服にふさわしい繊維のみが淘汰されてきている。

紀元前の著作 「書経」 ではそのことが
「大薬、中薬、小薬」として述べられている。
小薬は漢方薬、中薬は鍼灸、大薬は日々の食事と衣服だという。
衣服自体が人間にとっての大きな薬であることをすでに昔の人は知っていたのだ。

藍染、ウコン、月桃、柿渋、紅花、栗渋皮、紫根、、コーヒー、紅茶、ヨモギ、、、

けっこうな確率で 名高い漢方が、染料も兼ねていたりします。

皮膚もいろんなものを吸収しますから、

食べ物ばかりでなく

直接 広い面積の表皮に触れる衣服にも

気を使ったほうがよいのではないかと色々見聞きし、体感するところです。

そして、それら自然の染料がよく染まるのは・・同じ天然素材。

もともと、草木染めは自然からとる

色なので相性がよいのです。

暮らしの中に、ひとつづつ。天然繊維で、染めも自分で。

そんな服や、小物、日常使うものが一枚づつ、増えていったら、暮らしを豊かに

心を豊かにしていけますね。

発酵倶楽部は衣食住をテーマにしています。

それぞれが相関関係を持っていて暮らしに影響を与えあっていると感じます。

生活が豊かになれば、心も変わる。

この変わりゆく変化が早い現代、

日々を過ごす中で

昔の人が気づき、なしてきたことに想いを馳せて衣食住を大切にしていきたいですね。

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